資機材について
注入機
これらの注入機は大変高価で、4台の合計で国産高級車が購入できてしまいます。国産高級車1台よりも世の中の役に立っていると思います。
左端の注入機は弊社では【大型】と呼んでいます。
【大型】は薬液吐出量が多く、エキスパンションジョイント部等の多量の漏水箇所の止水作業で使用します。
故障、トラブルが少なく安定して作業できるのですが、重量が大変重く、一人で運搬・搬入すると腰痛が起きるほどです。使用頻度は低いですが、最も愛着がある注入機です。
左から2番目の注入機は、【小型】と呼んでいます。
【小型】は【大型】の吐出量の1/4程度と少なく、ひび割れ等の少量の漏水箇所の止水作業で使用することが多いです。
比較的軽量で一人でも運搬・搬入することができるので、使用頻度が一番高い注入機です。
使用頻度が高いだけに、比例して故障、トラブルも発生しますが、ここ一番の作業には、この注入機を使用することが多いです。
【小型】でも、ピストンのスピードを速くすると、多めに漏水している箇所でも使用することができます。
右から2番目の注入機は【ミニミニ】と呼んでいます。
【ミニミニ】は【小型】の吐出量の更に1/4程度と少なく、僅かな漏水箇所でしか使用しません。
しかし、【ミニミニ】は最軽量の注入機なので、一人作業や作業動線が長い現場でも活躍します。
右端の注入機は【軽量】と呼んでいます。
【軽量】は、【ミニミニ】よりは少し重いですが、吐出量は【大型】に匹敵します。
オールラウンダーで優秀ですが、独特の吐出方法なので慣れが必要です。
すべての注入機はエア駆動で、コンプレッサーを回してエアを送出します。
エアホースは10m~50mまで用意しています。弊社では最長200mまでエアホースを連結したことがあります。
弊社ではすべての機材に、A材、B材を間違って混入しないようにするため、赤と白のテープでマーキングして使用しています。
コンプレッサー
左のコンプレッサーは【5発】と呼んでいます。
100Vで使用できて軽量なので、最近はもっぱら、この【5発】ばかり使用しています。
中央のコンプレッサーは【小型】と呼んでいます。
【5発】同様に100Vで使用できますが、なかなかの重量なので最近はお留守番ばかりです。
右のコンプレッサーは【200V】と呼んでいます。
200Vで使用するので、最低でも10KVaの発電機が必要です。(20KVaを搬入することが多い)
タンク容量は最も多く、空気不足になることは無いですが、かなりの重量なので使用頻度は高くないです。が、
【大型】注入機には、この【200V】コンプレッサーが必須です。
デリバリーホース
左が新型で、細くて軽いデリバリーホース、右が従来型のデリバリーホース。
両方とも15mの長さがあります。従来型には30m長さのホースもあります。
注入機と、漏水箇所の距離が遠いときは、デリバリーホースを連結して使用します。
弊社では最長45mまで連結したことがあります。
デリバリーホースもA材、B材を間違って混入しないようにするため、赤と白のテープでマーキングして使用しています。
注入ノズル類
左端がミキシングヘッド
A材とB材がそれぞれに送られて、ミキシングヘッド内で衝突混合されて漏水箇所へ圧入されます。
この2液混合方式は1.5ショット方式と呼ばれています。
左から直径20用、直径15用、直径10用の注入ノズルです。
右端の直径10用は躯体存置タイプです。
細いと鉄筋に当たる確率は減るので、最近はもっぱら直径10用を多用しています。
削孔ドリル類
削孔用のドリルは安定のH社です。
有線、充電型、パワー重視、軽量型と使い分けて、各2台用意したらこんなに増えてしまいました。
ドリルビット(もちろんH社)は相当数を在庫しています。
高圧止水工事で薬液性能が重要なことは当然ですが、【止水は削孔】と言われるほど削孔は重要です。
削孔の角度、深さ、間隔はある程度決まっていますが、最終的には職人の経験値による直感に依るところがあります。
薬液
左が【バンデフレキシン】のA-I、A-II、B-I、B-II
中央が【フレキシン極】のA-I、A-II、B-I、B-II
右が【バンデックスフレキシン】のA-I、A-II、B-I、B-II
3材料とも、優秀な止められる止水材薬液です。
大変高価なので、見積書を見てお断りをされることが多々ありますが、止まらない安い薬液に費用を掛けるほどもったいないことはないのに。と思いながら受け入れています。
無償で現地調査
弊社では、これらの資機材を用いて、各種上下水道施設、各種のトンネルの止水工事を提案、施工を承っております。
止まらない、止まったが再漏水が始まったという案件があれば連絡下されば無償で現地調査致します。
宜しくお願い申し上げます。