Kトンネル工事写真

東北地方のとある鉄道トンネル

終電後から始発までの僅かな時間の中での作業は時間との闘いです。
アドレナリン全開なので睡魔は一切ありません。
鉄道運行の安全性の向上などに寄与できるよう頑張っているのです。

作業開始

初日の集合時間は22時。人気の少なくなった駅前で安全ミーティングを行ってから作業開始です。

弊社3名の作業員が作業するのに、これだけ大勢の人が必要です。それぞれに役割分担があり、これだけのサポートのおかげで弊社の作業員は作業に集中できるのです。


資機材搬入

駅前で軌陸車荷台に資機材を載せて近くの踏切へ移動です。

今回は、作業スペースが大変広く3人乗っても余裕で作業できます。

薬液調合

この時点で薬液の調合、注入ホース類はセットしてしまいます。

作業開始

午前1時過ぎ。最終電車が通過したので線路に軌陸車を乗り入れます。

作業場に到着し、安全確認を行ってから作業開始です。この時、既に2時を過ぎています。

午前4時には線路から出ないといけないので、作業時間は実質1時間と少々。

順調に進めば予定数量まで薬液注入できそうな時間です。

削孔箇所確認

トンネル頂部からのひび割れから漏水が発生しています。漏水量は多くはないようです。

トンネル頂部はコンクリート厚さが所定より薄いことがあるので、削孔には注意が必要です。


削孔状況

少しでも床のケーブル類を少なくしたいので、バッテリータイプで比較的軽量のドリルを使用し、躓き転倒など起こさないよう注意します。
削孔時間を短くしたいので、削孔径は10㎜です。

注入ピン

埋込型の注入ピンをセットします。

薬液注入状況

予定したひび割れに薬液注入を完了して初日は終了です。

順調に薬液が入っていったので、時間が少し余りました。こんなことは滅多にないです。

二日目 漏水確認作業

前日に薬液注入した箇所に漏水が発生していないか確認します。

 漏水が無いのが確認できたので、削孔部にシーリング材を充填して完了です。

作業終了

夜が明けてきました。無事作業終了です。お疲れ様でした。